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あんころもちょうくいてぇなぇ

No,287 comment 5

Qriさんから、リクエストと思い込みヾ(´▽`*)ゝ エヘヘ)


諏訪の昔話です。
子供の頃、年寄りから話してもらった話、なんだか頭の片隅に残っていますよね。
昔、祖母が話していたように、方言で書いてみました。

余談ですが、私の母はこんな話のほかに「ああ、無情」をよく話してくれました。大きくなって知ったのですが「レ・ミゼラブル」ですよね。
家の母って凄いなと思ったことでした。親ばかならぬ、子ばかですが
ヾ(´▽`*)ゝ エヘヘ

では
「あんころもちょうくいてぇなぇ」をどうぞ




【あんころもちょうくいてぇなぇ】


昔な、永明寺山の麓におもしれえ小僧がいただと。
年がら年中、真っ裸でふんどしいっちょうだけ、仕事はいっこしなんで、ほっつきあいってただと。
あんころ餅が好きでなぇ。腹へりゃあ
「おっかぁ、あんころ餅。」
って、しょっちゅう、せがんでただと。
おっかぁはかわいい子供だもんで、まひんち、こせぇちゃあ食わせたただと。
ほの、おっかぁが年とって死んじまっただと。
ほいだもんで、あんころ餅が食えなくなっちまった小僧は、
「あんころもちょう(あんころ餅を)食いてえなぁ。食いてえなぁ。」
って、村ん中を言いあいってただと。
ある日な、いつものように
「あんころもちょう、食いてえなぁ。食いてえなぁ。」
って、あいっても(歩いても)
ほの日も、いっこも、もらえなんだだと。
小僧はしょうがねぇ永明寺山のてっぺんに登って、松の木の下でひっくり返ってやすんでただと。
ほのうち、うとうととねぇっちまっただと。ほしたら夢ん中に、おっかぁが出てきただと。
「おっかぁー」
って、おもわずでけぇ声で呼んだだと。
「おめぇは、まだ、まひんち、あんころもちょうくいてぇって、いいあいってるだかぇ?
しょうがねぇなぇ。ほんじゃぁ、もう2けぇだけ(後2回だけ)あんころもちょうやるが、
ほれっきりだぞ。おっかぁは天に居るだで、ふんどしをなげろや。ほん中へ入れてやるで。」
って言って、おっかぁは、けえっちまっただと。
小僧は目ぇ開いて、
「おらぁ、夢見てただかやァ?ほだけど、おっかぁは、嘘なんか言わなんだ。やってみるか。」
小僧はふんどしを外してまるめて空に向かって力いっぺぇ投げただと。
ふんどしは、すーっと空に吸い込まれてめえなくなっちまっただと。
小僧はずーっと空をみつめてただと。ひとっきりしたら、空からひらひらとふんどしが落ちてきて、目の前の松の木の枝に、ひっかかっただと。
慌てて開いてみたら、中に重箱がへぇってて、ほん中にあんころ餅がぎっしり詰まってただと。
小僧は息もしなんで食べただと。
「おっかぁー。うまかったぞぇーー。」
って小僧は空に向かって、でっけぇ声でいっただと。山彦がおっかぁの返事のようにけぇってきたっちゅうわ。

ほれから、少し経ったある日、諏訪の殿様が見回りに来ただと。
ほだけど、小僧はいっこおかまいなしで
「あんころもちょう、食いてえなぁ。食いてえなぁ。」
って言いあいってだと。
殿様もとてもあんころ餅が好きだっただと。
お篭に乗ってた殿様の耳に小僧の声が入っただと。
「あんころ餅!!」
すぐに殿様は、篭を止め、
「家来ども、わしはあんころ餅を食いたくなった。すぐに村ん中を捜して持って参れ。」
家来は、大慌てで村中探しあいったけんど、ほの日は一軒もあんころもちょうこせぇてるええ(作っている家)は、なかっただと。
殿様は、ねぇとなりゃぁ、なお食いてぇ。
「どうでも持って来い」
って激しくいっただと。家来はおろおろするばっかだっただと。

ほのことを聞いた小僧は
「ほうだ、おっかぁは、2けぇって言ってたで、もう1けぇあるかもしれねな。やってみるか」
小僧は殿様に近づいて
「あんころもちょう、しんぜます。」
家来は大慌てで
「ぶれいもの」
とさけんだが、ほの目の前で、小僧は、ふんどしを空に向かって、ほん投げただと。
ふんどしは空に昇ってめぇなくなっちまっただと。
殿様も家来も、あまりの事に、口をぽかーんと開けて空を見上げてただと。
ほのうち、ふんどしがスルリスルリと降りてきた。
ふんどしの中から、重箱が出て来ただと。
「殿様。どうぞ。」
と小僧は殿様に差し出しただと・
殿様は、目を細めて、唾を呑み込んで、口ん中にほおりこんだだと。
あれよあれよっちゅうまに、たちまち重箱はからっぱになっっちまったもんで、
殿様は重箱の内側についたあんこも人差し指でなめただと。
「このようにうめぇあんころ餅は初めてじゃ。小僧に褒美をとらせぇ。」
ほれからは、殿様から貰ったご褒美で、小僧は、何不自由なく暮らしただと。

【2006/02/13 09:59】 昔話 | comment 5 |トラックバック(0) |

コメント


ほいだもんで・・・

[拍手]ほんで
うめれ話を待ってるこんを たなぼたって言うだど

昔は空からぼたもちだったけんど いつの間にやら棚にかわっちまったと

2006-02-13(12:58) : Qri URL : 編集

なるほど~♪

どりーみーさんのおばあちゃんの民話
方言がすごくあったか~いね。
市原悦子がそのまま読んだら
「まんが日本昔ばなし」になりそうだ(笑)

空からぼた餅 が 棚からぼた餅
Qriさん! なるほどなぁ~~♪
2006-02-13(14:44) : ARA URL : 編集

Qriさん。
なるほど。。でもちょっとNGです。
ぼたもちではなくてあんころ餅だでな。
ちょっとシビアだったかな[キラリ]


ARAさんの故郷の方でも方言ってあるんでしょうか?今では、私たちは使わないんですが、聞くと解るんですよね。
市原悦子さんに読んでもらいたいですよね[ぷぷぷ]
2006-02-13(20:19) : どりーみー URL : 編集

こりゃまた失礼~

あたまの中はアンコのこんでいっぺ~だもんで こりゃまた失礼いたしましたっ!

[食べてみる] あんころもち食いてぇなぁ
2006-02-14(09:48) : Qri URL : 編集

細かい突っ込みすんまへん。[おじぎ]

子供の頃、「あんころ餅」と「お饅頭」は
同じ材料なのに、あんこが外か中で名前が違うこと、おもしろく思ってました。[ぷぷぷ]
2006-02-14(15:30) : どりーみー URL : 編集

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